初めての上陸!赤ちゃんヒキガエルのエサや育て方!

2024年2月5日ヒキガエル,両生類の飼い方

※当ブログはアフィリエイト広告を利用しています。

こんにちは! 生き物大好き、ゆるとです!

この記事では、

・上陸したての子ガエルの特徴

・エサは何を食べる?

・飼育環境について

・飼育のコツや注意点

という悩みについて解決のヒントになればと思います。

それでは行ってみましょう!

赤ちゃんヒキガエルの特徴

・自然界では4月〜5月ころに現れる

・体長は約7mm、1年後には60mmほどになる

・繁殖可能になるまで、オスは2年、メスは3年ほどかかる

・野生でも生存率が非常に低く、飼育するのは難しい

・乾燥に弱く、湿度が足りないと数時間で死んでしまう

・エサ切れに弱く毎日数回エサを食べるため常にエサを用意する必要がある

・ある程度の大きさになるまでは飼育ケースの壁を登れるため注意が必要

飼育に必要な物

飼育ケース・・・蓋付きのプラケースなど。子ガエルは壁を登れるので蓋つきのものを用意しましょう。子ガエルの数が多ければ大きめのプラケースのほうが管理しやすいです。

床材・・・キッチンペーパーが管理しやすいです。自然に近い環境を再現するなら腐葉土を薄く敷くとよいでしょう。常に湿らせて使用します。

霧吹き・・・湿度調節にあると便利です。

エサ皿・・・高さがあるとエサを食べられないので、段差が低い皿が理想的です。床材に直接エサを置く場合は必要ありません。

飼育方法

飼育ケースのセッティング

1.飼育ケースに床材を敷き、握ると水滴が落ちる程度に湿らせる。

2.エサを投入して、怖がっていないか、食べれるサイズか確認する。

3.エサが大丈夫そうなら飼育ケースを、直射日光の当たらない風通しの良い場所に設置

日々のお世話

・床材の湿り気を確認して、常に湿っているように霧吹きなどで湿度調節する。びしゃびしゃになり過ぎないよう気を付けましょう。

・エサが常にある状態をキープする。

・床材を清潔に保つ。キッチンペーパーなどは週に一回ほどを目安に交換、腐葉土など土の床材は1か月に一回を目安に交換するとよいでし

大まかな成長の流れとエサの大きさ

1.上陸して数日はエサを食べないが、いつでも食べれるようにエサの準備をする

2.初めはトビムシなど極小のエサが必要

3.少し大きくなったらアブラムシなどを与える。大きいサイズは食べられないことが多い。

4.体長10mmを超えてきたらショウジョウバエ、ワラジムシの子供などを与える。このサイズになったらカルシウムが不足しないように気を付ける

5.数センチまで大きくなったら人工飼料を与えることもできる。エサのサイズは、顔の半分以下の大きさの物を与える。

エサの種類

トビムシ

生息場所・・・落ち葉の下や畑の土など、湿った土のある場所

採集方法・・・トビムシを確認したら土ごと採取する。ネット通販でも購入できる

生態・・・乾燥に弱い、菌や落ち葉などを食べる、繁殖力が強い

増やし方・・・腐葉土を適度に湿らせ、落ち葉などエサになるものを入れる。乾燥しないように注意する

アブラムシ

生息場所・・・野菜や雑草の茎に密集して集まる

採集方法・・・植物の茎ごと採取

生態・・・風通しの悪い葉っぱや茎が密集した場所を好む、植物の汁を吸って成長する、繁殖力が強い、赤・緑・黒などの色をしている

増やし方・・・野菜や雑草を栽培し、アブラムシを放つ

ショウジョウバエ

生息場所・・・腐った果物、野菜の周辺

採集方法・・・虫網などで捕まえる、ネット通販で購入できる

生態・・・風通しの悪い場所に湧きやすい、繁殖力が強く成長スピードも速い、卵から成虫まで約10日、成虫は1日30個ほど卵を産む

増やし方・・・小さいプラケースなどにバナナや野菜を入れ、湿らせたティシュなどを入れてキッチンペーパーで蓋をして放置する。通販で「ショウジョウバエ繁殖キット」も販売している

ワラジムシ

生息場所・・・プランターの裏や落ち葉の下など

採集方法・・・ワラジムシが密集している土ごと採取、ネット通販で購入できる

生態・・・適度に湿り気のある乾燥した場所を好む、夜行性、雑食性、カルシウムを多く含んでいる

増やし方・・・タッパーなどに適度に湿らせた腐葉土を入れ、落ち葉や煮干しと一緒に飼育する

ワラジムシについて詳しくはこちらの記事を参考にどうぞ

カルシウム満点!エサにおすすめワラジムシの飼育方法と注意点!

人工飼料

特徴・・・必要な栄養素がほぼすべて入っている、人工飼料のみで飼育できる、練習しないと食べるようにならない、受け付けない個体もいる

タイプ別のメリット、デメリット

粉末を水で練る、練り餌さタイプ・・・柔らかく食べやすい、必要な分に分けて使える、少し指に臭いがつく

固形のエサをふやかすタイプ・・・水を垂らして数分待てば使える、手が汚れない、小分けにしたり硬さの調節が面倒くさい

ゲル状のタイプ・・・柔らかく食べやすい、取り出してすぐ使える、値段が高いことが多い

エサの与え方

エサ皿、または床材に直置きする方法

・トビムシやワラジムシは小さいため土ごと入れる

・アブラムシは枝や葉っぱごと入れる。食べないときは、筆などで皿に落とすと動き回るので子ガエルが見つけやすい

・ショウジョウバエはカルシウムパウダーをまぶしてから与える

注意点・・・エサが怖い時は壁を登って逃げようとする、エサが大きいと食いついても吐き出してしまうため注意

自然界の腐葉土を与える方法

雑木林や庭の土など、落ち葉が積もってできた自然の腐葉土には多くの生物が生息しています。土を掘り返してみて細かい生物が確認できたなら、その場所の土や枯れ葉をそのまま飼育ケースに入れる方法があります。

メリット・・・

野生に近い環境で飼育できるため、バランス良く多くの種類のエサを食べたり、好きなエサを選べることで生存率が上がる効果が期待できる。

デメリット・・・

ムカデなど大型の虫が混ざると子ガエルが食べられる危険がある。

危険な生き物が混ざらないように、ある程度点検する手間がかかる。

飼育の注意点

乾燥に弱い・・・カエルは皮膚から水分を補給するため、床材の湿り気が重要です。特に子ガエルは乾燥に弱く、湿り気が足りないと数時間で死んでしまいます。

エサ切れに弱い・・・ある程度体が大きくなるまでは一日に何回も食事が必要です。日中世話ができない場合は、常にエサのある状態をキープしましょう。

クル病になりやすい・・・体が小さく成長スピードが速いので、カルシウム不足による骨の成長異常が起きやすいです。体長10mmほどになったら、エサにカルシウムパウダーを振りかけたり、ワラジムシやダンゴムシなどカルシウムが豊富なエサを与えて予防しましょう。

子ガエルの生存率は低い・・・子ガエルは体力がなく非常にデリケートで、もともと強い個体しか生き残れません。外敵のいない飼育下でも、慣れないうちは1年生き残ることが難しい場合もあります。

まとめ

赤ちゃんガエルは、乾燥、エサ切れに弱く、飼育するのが難しい

エサは、トビムシ・アブラムシ・ショウジョウバエなど

常に湿り気があり、エサがある環境を維持する

10mmほどのサイズになったら人工飼料も食べられる

成長スピードが速いためカルシウム不足に注意する

この記事が少しでも参考になりましたら嬉しいです。最後まで読んでくださりありがとうございます。

興味のある方はこちらの記事もどうぞ

「ダスティングってなに?」爬虫類・両生類飼育に必須のサプリ事情を徹底解説「ガットローディングとは?」