カルシウム満点!エサにおすすめワラジムシの飼育方法と注意点!

こんにちは!生き物大好きゆるとと申します!
この記事は、
・ペットのカルシウム不足を補いたい
・ワラジムシの飼育、繁殖方法を知りたい
・ワラジムシ飼育がうまくいかない原因を知りたい
・ワラジムシが好きすぎる!
という方向けの内容になっています。それでは行ってみましょう!
ワラジムシの特徴
体長・・・1cm前後、夜行性で雑食性
必要温度・・・20℃~30℃
日本の気候に適応しているため、飼育、繁殖させやすい
繁殖スピードが速く、環境が整っていると爆発的に増える
カルシウムが豊富に含まれているが、そのほかの栄養は少なめ
ワラジムシとダンゴムシの違いは、丸くなるのがダンゴムシ
飼育に必要な物
飼育ケース
100均の虫かごや大きめのタッパーなどで十分飼育できます。飼育ケースを倒して脱走するのを防止するため蓋があったほうが無難です。また、コバエがわきやすいので、コバエシャッターがあると便利です。
床材
保湿性がある床材が最適で、腐葉土が適していますが、保水性のある土なら何でもOKです。
エサ
植物性のエサがメインですが、動物性のエサも同時に与えると繁殖スピードが上がります。落ち葉や木の皮、野菜くずなど植物性のエサと、煮干しやアカムシなど、動物性のエサが必要です。
エサ皿
ペットボトルのキャップや、小さく平べったい皿などエサを入れる容器を用意します。なくとも問題ありませんが、カビやダニなどの発生予防になります。
霧吹きなど
霧吹きなど、床材を湿らせる道具が必要です。少量づつ水を補給できるものなら何でも使えます。
隠れ家
落ち葉や枯れ葉などで十分ですが、ダニや虫の卵などが気になる場合は、乾燥した水苔などでもよいでしょう。
飼育方法と日々の管理
エサやり・・・野菜やアカムシなどをエサ皿に乗せて与えます。エサの量は2日で食べきれる程度を目安として、食べ残しは取り除いて、新しいエサをあげてください。
床材への水やり・・・ワラジムシは乾燥を好むため、床材の一部分だけを湿らせて、乾燥した場所と湿った場所を同時に作ってください。ワラジムシが自分で水分補給や湿度管理します。適度に湿る程度の水やりでよいので、水浸しにならないようにしましょう。
基本的に、エサやりと水やりだけしていればOKです。カビや汚れなどがあったらその都度取り除きましょう。
中には、ペットの飼育ケースにワラジムシを大量に投入して、そのまま繁殖させている方もいるようです。
採集方法とよくいる場所
・よくいる場所
ワラジムシを購入することもできますが、身近な場所で採集する場合は、花壇などに積もった落ち葉の下や、剥がれたり古くなった木の皮の下で見つけられます。
・必要な道具、捕まえ方
スコップとバケツ、目の細かい園芸用のふるいを用意します。
ワラジムシを見つけたら土ごと回収してバケツに入れます。
持ち帰ったら、新しいバケツの上に園芸用のふるいをかぶせ、採取してきたワラジムシを土ごとふるいにかけます。この時、枯れ葉や木の皮など大きいものを取り除いてからふるいにかけるとスムーズに作業できます。
ふるいにかけて土とワラジムシを分離したら、ワラジムシを飼育ケースに投入します。
土の中にワラジムシベビーがいることがありますが、分別が大変なため土ごと逃がしてあげましょう。
よくあるトラブルと対処方法
コバエが発生する
腐葉土を使っているとどうしても発生しやすくなります。また、床材の土の湿り気が多いと発生しやすくなります。
対策としては、
・加熱処理など殺菌された用土を使う
・コバエシャッターやコバエシートを飼育ケースにかぶせ、侵入を防ぐ
・コバエホイホイなどを設置して捕獲する
ダニが発生する
エサの食べ残しや、多湿な環境が原因でダニが発生するときがあります。
対処法は、
・床材をすべて新しいものと入れ替える
・防ダニ効果のある床材を入れる
・針葉樹を使った床材を使用する
床材を入れ替える際は、隠れ家など入れているものはすべて新しいものと交換し、飼育ケースも水洗いしてください。
針葉樹の素材を使った用土は、抗菌作用があり、ダニが弱ったり嫌う性質があります。
大量死
一番の原因は湿度不足です。
ワラジムシは乾燥を好みますが、湿っている土から水分を補給するため床材の一部分を常に湿らせておく必要があります。
床材全体を湿らせてしまうと、成長が遅くなったり、コバエがわきやすくなるので、常に乾燥している部分と、常に湿っている部分を作ってあげることが重要です。
なかなか繁殖しない
原因としては、タンパク質、カルシウムを含むエサが不足していることや、飼育温度が低すぎることがあります。
対策としては、
・煮干しやアカムシなど動物性のエサを与える。
・飼育温度は20℃以上に設定する。
エサとして与える際の注意点
ワラジムシはカルシウムが豊富で増えやすい良質な餌ですが、ワラジムシだけを与えるのは栄養が偏ってしまいます。トカゲなどペットの種類によっては痩せていってしまうので、他の生餌や人工飼料などと組み合わせて与えてあげてください。
サンショウウオなど、ワラジムシを主食にしても問題ないペットもいるので、自分のペットに合ったエサの組み合わせを考えてあげてください。
まとめ
・ワラジムシはカルシウムが豊富で管理、繁殖が簡単
・エサは煮干しやアカムシを与えると繁殖スピードが上がる
・床材は腐葉土が適しているが、コバエがわきやすい
・ワラジムシのみ与えているとカロリー不足になりやすい。
この記事が少しでも参考になれば幸いです。ワラジムシもペット同様にかわいがってあげてくださいね。最後まで読んでくださりありがとうございます。
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