ダスティング?ガットローディング?爬虫・両生類のサプリ事情!

2023年1月23日エサ・生き餌など

こんにちは! 生き物大好き、ゆるとです!

この記事では、

・ダスティング?ガットローディング??・・・ってなに?

・なぜ必要なの?

・ダスティングの必要ないエサは?

・おすすめのサプリは?

という方向けの内容になっています。それでは行ってみましょう!

ダスティング・ガットローディングとは?

ダスティングとは・・・コオロギなどのエサ用の昆虫や野菜などに、カルシウムやビタミン剤の粉を振りかけてペットに食べさせる給餌の仕方です。狙った栄養素を簡単に与えることができるメリットがあります。

ガットローディングとは・・・コオロギなどのエサ用の昆虫に、栄養価の高い野菜や人工飼料、サプリメントを食べさせ、エサ用昆虫そのものの栄養価を高めてペットに与える給餌方法です。特定の栄養を取り過ぎたりするリスクを減らしたり、普段食べない食材の栄養を、自然な形で栄養補給できるメリットがあります。

なぜ必要なのか?

ダスティング、ガットローディングの主な目的は

・カルシウム不足を補うため

・クル病を予防するため

カルシウムが不足すると、爬虫・両生類で最も注意が必要な、またかかりやすいクル病にかかるリスクが大きくなります。

クル病はカルシウムが不足、吸収されないことで骨や成長に異常が現れる病気で、主な症状は、骨が軟化・変形し、背骨が曲がったり、歩行困難や食欲不振・けいれんや最悪死に至ります。

一度変形してしまった骨は二度と元に戻らないため、日頃から予防するためにダスティングするようにしましょう

ペットの種類にもよりますが、カルシウムのほかに、カルシウム吸収を助けるビタミンD3も合わせて使用することが多いです。

ダスティングが必要ないエサはあるの?

ダスティングしたほうが良いエサ

・コオロギ、ローチ、ミルワームなどの昆虫を主食で与えている場合。

・野菜や果物など、植物質のものを多く与えている場合。

昆虫は、カルシウム吸収をじゃまするリンを多く含んでおり、野菜や果物は、カルシウム含量が少ないためダスティングで足りない分を補う必要があります。

ダスティングが必要ないエサ

・ダンゴムシ、ワラジムシなどの甲殻類を与えている場合。

・魚やマウスなど、骨ごとエサを与えている場合。

・人工飼料を与えている場合。

このようなエサは、カルシウムが豊富に含まれているので、ダスティングは必要ありません。

ダスティングのやり方と注意点

1.昆虫や野菜など1回分のエサが入る容器を用意

2.容器にカルシウムパウダーやビタミンD3のなどの粉末と、エサを入れ軽く振って、エサに粉末をまぶす

3.粉まみれの状態のエサを食べさせる

注意点・・・

ビタミンD3は取り過ぎると、腎不全や血管の石灰化などの副作用があるため与えすぎ、振りかけすぎに注意してください。

一度エサに振りかけた粉末は、汚れや湿気を吸収しているので使いまわさず、捨てるのが無難です。

ガットローディングのやり方と注意点

やり方は2通りあります。

・エサを与える1~2日前から、栄養価の高い野菜やゼリー、専用のエサなどを与え、エサ用の生餌に栄養を取り込ませてから食べさせる。

・日頃から、エサ用の生餌に目的の栄養素を重点的に与え、しっかりと栄養素を取り込ませて与える。

注意点・・・

昆虫などの生餌の種類により取り込める栄養素に違いがありますが、正確にどの程度栄養素が増えているというデータがないので、実際に与えてみてペットの体調が良くなる与え方をするとよいのではないかと思います。

ダスティングにおすすめのサプリ2種類

カルシウムのみ・・・ポゴナ・クラブ 爬虫類牧場パウ 炭酸カルシウム

栄養素はカルシウムのみのため、ビタミンD3が必要ないペットやビタミンD3の取り過ぎ防止のために単品で使用するならこちらがおすすめ。

カルシウム+ビタミンD3・・・GEX エキゾテラ カルシウム+ビタミンD3

カルシウムとビタミンD3両方を1つでまかなえるので、便利で使いやすいメリットがある。ビタミンの取り過ぎが心配な場合は、カルシウム単品の粉末使い分けると安心です。

まとめ

・ダスティングとは、エサにカルシウムやビタミンの粉末を振りかけ、ペットに食べさせる方法

・ガットローディングとは、生餌に栄養価の高い野菜や、サプリメントを食べさせ、生餌に栄養を取り込ませてからペットに与える方法・

背骨が変形したり歩けなくなる、クル病の予防が主な目的

・エサの種類とペットの種類によっては必要ない

名前は難しいですが、やっていることは単純です。この記事が少しでも参考になれば幸いです。最後まで読んでくださりありがとうございます。

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