カエル飼育にオススメのヒーター5選!カエルとの相性や商品の特徴、レビューまとめも!
こんにちは! 生き物大好き、ゆるとです!
- カエル飼育にはどんなヒーターがいいの?
- 自分の飼育環境に合ったヒーターを知りたい
- ヒーターの種類と特徴を知りたい
- 各ヒーターの口コミが知りたい
この記事では、カエル飼育で特に人気の高いヒーター5種類について、それぞれの特徴や口コミを比較しています。
ヒーター選びに迷っている方は、ぜひこの記事を参考にしてください。
ヒーターを選ぶときに見るポイント
ご自分の飼育環境を確認し、最適なヒーターを選びましょう。
カエルとヒーターの相性
大きく分けて、ヒーターは2種類あります。
接地面を温める、シート状の「パネルヒーター」と、飼育ゲージ上部から温める「赤外線ヒーター」です。
立体的な動きをするカエルには、「赤外線ヒーター」。
地面の上や水中を好むカエルには、「パネルヒーター」がオススメです。
カエルの特性や飼育環境に合わせ、適切なヒーターを選びましょう。
ヒーターの基礎知識については、こちらの記事を参考にどうぞ【トカゲ飼育】失敗しないヒーターの選び方・使い方教えます!※日本のトカゲ類が対象」
必要な保温力を発揮できるか
ヒーターの種類やメーカーによって、以外に保温力が違います。
基本的にはワット数が保温力の目安になりますが、北海道などの寒冷地と、関東周辺では同じワット数でも保温力に差が出ます。
寒冷地に住んでいる方はひとつ上のワット数を選ぶなど、冬季の環境や気温を考慮して、ヒーターを選ぶことをおススメします。
飼育ケースのサイズ
ワット数や保温能力だけを見て購入すると、届いてから「小さすぎる」「大きくて取り付けられない」、といったアクシデントが起きる場合があります。
事前に、ヒーターの取り付け場所や、飼育ケージの大きさを確認しておきましょう。
みどり商会 ピタリ適温プラス
まずはパネルヒーターから、商品を見ていきましょう。
特徴
- 爬虫類・両生類・小動物・鳥類全般などに使用できる
- 温度は完全自動で制御・自己消化機能つき
- 遠赤外線温熱マット
- 防水でない、飼育ゲージ内での使用はできない
この商品は、ヒーター自体がフィルム状で、非常に薄いのが特徴です。
メリット
- 設置場所の温度を感知し、自動で25~29℃に温めてくれる
- 1号~4号まで幅広いサイズがある
- 触っても火傷しない
- 消費電力が少ない
デメリット
- 防水でないため、飼育ケージ内や、水のかかる場所では使用できない
- 温まるのに時間がかかる
- ワット数のわりに保温力が弱い
通販でのレビュー
10代〜50代の男女を対象に、Amazonや楽天市場のレビューをまとめました。
- すぐには温まらないが、ベタの飼育には十分な温度まで上がる。100均の保温シートを下に敷いて使用している。
- ハムスターのケージで使用、少し熱いくらい温まった。
- 思っていたよりサイズが小さかったが、電気代は安い。
- ハムスターとヒキガエル用に購入。温度はオート調節なので手間がかからず便利。
- 水草用の水槽を保温するために使用、水温を安定させる効果は薄い。
- レオパードゲッコウの水槽に使用しているが、レオパには好評。
- ニホントカゲとコオロギの飼育ケースの間に挟んで使用。コオロギとトカゲが寄り添っている。
- カナヘビ用に購入した、プラケースの側面に貼り付けて使用したが東北の冬には保温力が足りなかった。
GEX エキゾテラ レプタイルヒート
特徴
- 主に爬虫類のためのパネルヒーター
- GEX グラステラリウムに対応するように設計されている
- 住宅の床暖房として使用されている特殊ファイバー製素材を使用
- キズに強く高耐久で、リバーシブルに使用できる
- 自動で温度制御し、急激な温度変化を起こしにくい
- 水中や多湿環境ではなく、ケージの外での使用を想定している
こちらは「GEX ExoTerra」シリーズの商品で、シリーズ商品同士に相互性があるのが特徴です。
ちにみに、こちらが対応している飼育ケージです。
メリット
- 圧倒的に耐久力が高い
- ワット数のわりに保温力が高い
- 触っても火傷しない
- 4種類のサイズがある
デメリット
- 環境によって温度が上がり過ぎる場合がある
- 厚みがあり、水槽を少し浮かせて使用する必要がある
- 飼育ケース内の空気を温める効果はない
通販での口コミ
20代〜40代の男女を対象に、Amazonや楽天市場のレビューをまとめました。
- 日本製というところを信頼して購入。ほんのり暖かく問題なく使用。
- ヤモリに使用、北海道の寒い夜には必需品。
- 厚みがあり初心者には扱いづらい。
- 同じメーカーのサーモスタットを取り付けられるが、サーモスタットがないと温度が上がり過ぎる。
- レオパードゲッコウとベルツノガエルに使用、暖かくするには最適。
- ベルツノガエル用に購入、保温力が高く寒い時は助かる。
- 氷点下に近い寒さで魚の水槽を温めるのは無理。
- ボールパイソンが低温火傷した。ケージとの設置距離を調節する必要がある。
- 推奨されていないが、耐久性が高いので飼育ケージ内に入れて使用している。
ビバリア マルチパネルヒーター
特徴
- 爬虫類、両生類用のフィルム型ヒーター
- 接地面と遠赤外線の両方で温める
- ペットに合わせて温度調節ができ、サーモスタットを使用しなくとも自動で温度制御し保温する
- 消費電力が低く、電源が入っているかランプで確認できる
手動で温度調節ができるのが、他のヒーターには無い特徴です。
メリット
- 自分で温度調節でき、サーモスタットなしでも自動で保温してくれる
- 触っても火傷しない
- 消費電力が少ない
- サイズは5種類ある
デメリット
- 温まるまで時間がかかる
- 水中、屋外、飼育ケージ内では使用できない
- 温度調節部分とヒーターフィルム部分に段差がある
通販での口コミ
10代〜50代の男女を対象に、Amazonや楽天市場のレビューをまとめました。
- カエル飼育、今までは温度調節がないものを使っていたが、こちらは幅広いシーズンで使えて便利。
- アクアリウムに使用、30cm水槽2つの間に挟んで使っているが、25℃前後で保温できている。
- 保温に関しては問題ないが、コントローラーの底面とフィルムの底面に段差があり、ケースの重みがかかると耐久性が心配。
- 温度調節できるパネルヒーターはなかなかないので便利。
- ベタのプラケースに使用、あまり温まらない。
- ヒーター部分ぎりぎりまで水槽を寄せると段差があるためパネルヒーターが浮き上がる。耐久性に不安があるので工夫が必要。
- ツノガエル用に購入、温度が変えられるのがいい。カエルがヒーターの上にずっと乗っている。
- 保温力が弱く、あまり温まらない。
みどり商会 暖突(だんとつ)
ここからは「赤外線ヒーター」について解説していきます。
特徴
- 爬虫類、両生類専用
- 保温球ライトに比べ、耐久性と省エネに優れている
- 飼育ケースの蓋の金網に取り付け、下方向への遠赤外線を放射して温める
- 完全防水ではないが、霧吹き程度の水滴なら問題なく使用できる
赤外線ヒーターは、飼育ケージ上部から、赤外線で飼育ケージ全体をじんわり温めます。
メリット
- 裏面は熱を持たず、ヒーター側を触っても火傷しない
- 光を出さないため夜行性の種類にも使用できる
- 5種類のサイズがある
- パネルヒーターと比べ、空間を温める効果が高い
デメリット
- サーモスタットと併用できない
- 飼育ケージの高さによっては下のほうまで温まらない
- 飼育ケージの蓋が金網であることを前提に作られている。そのため、プラスチックやガラスの蓋に取り付けるには工夫が必要
通販での口コミ
20代〜50代の男女を対象に、Amazonや楽天市場のレビューをまとめました。
- レオパードゲッコウに使用、触っても熱くないがケージはしっかり温まり、安全なので気に入っている。
- 文鳥に使用、電気代が安い、水がかかっても大丈夫、触っても熱くない、鳥がいたずらできない高さに設置できるのでとても良い。
- サイズが小さいと温まりづらい。60sm水槽ならSサイズは弱い。20℃程度は維持できている。
- 30cm水槽で、真冬に30℃を保つには力不足。
- 100均で買った網に取り付けている。水槽の半分を暖突、半分はプラスチックカバーをかぶせて熱が逃げないようにしている。
- パネルヒーターとダブルで使っている。
- ヤモリやトカゲが触っても火傷しない。
- 温度が上がるのが遅く、飼育ケース内が乾燥気味になる。
- 夜は保温のために厚手のビニールカバーをかけている。
GEX エキゾテラ ヒーティングトップ
特徴
- 爬虫類、両生類用の飼育ケージ上部に設置するヒーター
- 金属メッシュの上に置いて使用する
- GEX グラステラリウムに対応するように設計されている
- 飼育ケース内部に熱を伝え、空気を温める
- サーモスタットと併用できる
こちらは「GEX ExoTerra」シリーズの商品で、シリーズ商品同士に相互性があるのが特徴です。
ちにみに、対応している飼育ケージはこちらです。
メリット
- 置くだけで簡単に設置できる
- 光を出さないので夜行性の種類でも使用できる
- パネルヒーターと比べ空間を温める効果が高い
- ヒーター部にカバーがついており、発熱部に触れにくくなっている
デメリット
- 飼育ケージの蓋が金属メッシュであることが前提で、プラスチックやガラスには取り付けられない
- 飼育ケージの高さによっては下のほうまで温まらない
- サイズがSとMしかない
通販での口コミ
30代〜40代の男女を対象に、Amazonや楽天市場のレビューをまとめました。
- カエル飼育、今までパネルヒーターを使っていたが、寒いため購入
- イエアメガエル用に購入、温度は毎日安定している。安心して越冬できそう
- 金網の上に置くだけだが、蓋を開けてメンテするたびにどけるのが面倒。100均の鍋敷きの上に置くようにしている
- 使い始めにプラスチックが焦げるような臭いがするが、一日で消える
- パネルヒーターよりパワーがある。クレステッドゲッコーも冬を乗り切れそう
- 湿気に弱く、霧吹きの水がかかると壊れる
- コスパもよくしっかり温まり、非常に気に入っている
- パネルヒーターと合わせて使っている、乾燥しやすい
- 温度調節できないため、自分で調節している
飼育ケージ保温のコツ
飼育ケージ全体を温めない
カエルは自分で体温調節できないため、体を冷やす場所も必要です。
保温するのは、飼育ケージの半分までにしましょう。
断熱材などを使用する
パネルヒーターの場合、ヒーター自体が薄いため、設置場所によっては温度が上がりづらくなります。
ヒーター部分の裏側に、断熱材や布などを敷くことで、保温力を高めることができます。
飼育ケージ全体に布などをかぶせる
気温が低い環境では、飼育ケージの上部から熱が逃げてしまいます。
カエルが窒息しない程度に、布などで飼育ケージ全体を覆うとより効果的です。
パネルヒーターと赤外線ヒーターを、両方合わせて使っている飼育者も多いようです。
ヒーター購入時の注意
不良品だった
レビューでもよく目にするのが、最初から壊れているパターンです。
作っているメーカーではなく、販売しているショップに問い合わせると、ほとんどの場合すぐに交換してくれるようです。
使用環境を把握しておく
屋外での使用や、防水かどうか、飼育ケージ内で使えるか、など。
ご家庭の飼育環境で使用できるか、事前にチェックしておくとトラブルが少ないです。
注意書きに目を通す
店舗での購入はもちろん、ネット通販で購入する際でも、注意書きに目を通しましょう。
サーモスタットと併用不可だったり、使用方法が思っていたのと違っていたりすることがあります。
未開封の状態なら、返品できる場合もあります。
商品を開ける前に、使用環境や注意書きを確認しておきましょう。
まとめ
みどり商会 ピタリ適温プラス・・・25~29℃に自動で温めてくれる・省エネで触っても火傷しない・温まるまで時間がかかる
GEX エキゾテラ レプタイルヒート・・・圧倒的に耐久力が高い・ワット数のわりに保温力がある・サーモスタットと併用しないと温度が上がり過ぎる場合がある
ビバリア マルチパネルヒーター・・・自分で温度調節でき、サーモスタットなしでも自動で保温してくれる・温度調節部分とヒーターフィルム部分に段差がある
みどり商会 暖突・・・飼育ケージ上部に金属メッシュに取り付けて使用する・光を出さないため夜行性の種類にも使用できる・霧吹き程度の水がついても大丈夫・飼育ケージの下のほうまでは温まらない
GEX エキゾテラ ヒーティングトップ・・・ケージ上部金属メッシュの上に置いて使用・光を出さないため夜行性の種類にも使用できる・サーモスタットと併用できる・湿気に弱く、霧吹きすると壊れやすい
本記事が、快適なヒーター選びの手助けになれば幸いです。
最後までお読みいただき、ありがとうございます。