2024年最新版|カブト・クワガタ街灯採集4つのポイント「完全解説」
はじめまして。館長のゆるとです!
この記事は、昆虫が光に集まる習性を利用した「街灯採集」のポイント4つについて解説します。具体的には、「街灯の種類・時期・時間帯・天候」です。
- 大きいカブトムシを捕まえたい
- でも、家族で森に入るのは大変
- 森やキャンプ場は家から遠い
- 安全で手軽な方法はないものか
夏の雑木林には、カッコいい昆虫や美しい昆虫が集まります。しかし、家族で雑木林に入るには準備が大変です。
街灯採集のメリットは「手軽で効率的」な点です。
例えば、「街中で探せる」「普段着でOK」「毒虫や動物に襲われる心配がほとんどない」などなど。
「手軽でスマートな昆虫採取を楽しみたい」というあなたは、ぜひ最後までお読みください。
それでは本文へレッツゴー!
虫が集まる街灯の条件
昆虫採集に適した街灯の条件は、2つです。
- 街灯の種類…「青白い光」を出す街灯(水銀灯など)
- 立地条件…「大きな橋の近く」や「周囲に森がある開けた場所」など
昆虫は、「青色や白色の光」に集まります。条件の良い場所でも、「オレンジ色」の街灯には集まらないため注意しましょう。
立地条件について、カブトムシ・クワガタムシが「成虫になる場所」に近いほど、飛来しやすい傾向があります。具体的には、「河川敷の林」「雑木林」などです。
高い木々や建物など、街灯の周りに「障害物」が少ないほど、昆虫が飛来しやすいです。
穴場スポット
街灯以外でも、昆虫が集まりやすいスポットがあります。
- コンビニ
- 自動販売機
- 公園
コンビニや自動販売機は、山中や峠道など「山や森のすぐ近く」にあるスポットを探しましょう。
公園については、「川沿いにある」「ドングリの木が多い」場所に集まりやすいです。
羽虫やカエルが、数多く集まる「スポット」が狙い目です。
時期が重要
昆虫ごとに、活動が活発になる「最盛期」が違います。
目安としては、その地域の「梅雨明け直後」が狙い目です。
- コクワガタ…6月中旬〜7月中旬
- ノコギリクワガタ…6月下旬〜7月中旬
- ミヤマクワガタ…7月上旬〜7月中旬
- カブトムシ…7月中旬〜8月上旬
また私の体感として、東北などの「寒冷地」では、1週間〜2週間ほど「最盛期が遅れる」傾向があるようです。
湿度が高く、雨が多い時期は「樹液」が出やすくなるため、昆虫たちの活動が活発化します。
見つけやすい時間帯
昆虫が活発に飛び回るのは夜ですが、早朝も狙い目の時間があります。
- 夜間…20時〜24時ころ
- 早朝…日の出前〜日の出まで(おおよそ3時〜4時)
特に、22時前後は昆虫採集のゴールデンタイムです。
「日の出」の時間は、お住まいの地域名、例えば東京でしたら「東京 日の出 時間」で検索すると正確な時間が分かります。
注意点として、「日の出」は「太陽が出る時間」なので、早朝採集には「日の出より1時間ほど早く」出発しましょう。
気象条件
採取に向いている気象条件として、「晴れ又は曇り」で「気温が25度以上」ある蒸し暑い日が良いでしょう。
気温が20度以下のような、比較的涼しい夜は昆虫も消極的です。また、風が強い日も避けたほうがいいでしょう。
「月の満ち欠け」も重要なポイントです。
満月など「月が明るい」夜より、新月前後など「薄暗い夜」のほうが、街灯に集まりやすい傾向があります。
日中に雨が降り、夕方から晴れて蒸し暑くなる夜は、特にオススメです。
必須アイテム
最低限そろえたい道具を解説します。
飼育ケース(虫かご)
オススメは、「プラケースタイプの虫かご」です。ダイソーなどが販売する、「23㎝×15㎝」の飼育ケースで十分でしょう。
ライト
「ライト」は昆虫の発見率に大きく影響します。
街灯の周りは意外に暗く、弱いライトでは、体が黒っぽいカブトムシ・クワガタムシを見逃してしまう時があります。
また「大物」は、街灯から離れた場所で発見することが多かったり、足元が暗いとケガをしたりする危険があるので、「ライト」は必ず携帯しましょう。
高性能なライトが1つあると、快適さが段違いです。
虫取りあみ
昼夜問わず、昆虫採集の必需品。100円ショップの虫あみで十分です。
カブトムシ・クワガタムシは、見つかるとすぐに飛んで逃げる個体がいます。また壁や柱など、手が届かない場所に張り付いていることも多いため、最低でも1つは用意しましょう。
その他
その他は、「あったほうがよいもの」です。
- 虫よけ対策…ヤブ蚊対策として、スプレーやクリームを塗ってくと良いでしょう。
- 反射バンド…交通事故を防ぐために、反射バンドなどを身に付けましょう。
- 軍手…クワガタムシ、カミキリムシの噛み付き防止と、毒虫対策です。
- シューズ…足元が不安定なため、サンダルよりシューズがオススメです。
注意点
楽しい昆虫採集にするための、注意事項をまとめました。
交通事故
夜道では、反射バンドなどを身に着けて交通事故を防止しましょう。夜は車がハイスピードで走りやすく、歩行者にも気づきにくいので注意しましょう。
毒蛾(どくが)に注意
毒蛾(どくが)に触れるなどすると、強い痛みや痒みを感じ、皮膚が赤くはれるなどの症状が出ます。毒針は主に、蛾のモフモフしている毛の部分に生えており、とても抜けやすいため注意が必要です。
安全のために、「蛾を素手で触らない」ようにしましょう。
地域住民への配慮
大声で騒いだり、民家の敷地内に車を停めたりするなどの行為は慎みましょう。夜間ですので、地域住民の方への配慮を忘れないようにしましょう。
取り過ぎ注意
何か所か回るうちに、10匹以上採集できる時もあります。大量に採集できた時は、必要な分だけ持ち帰るようにしましょう。
来年の夏も、またカブトムシ・クワガタムシがたくさん採集できるように、節度ある採集を心がけたいですね。
まとめ
これまでのポイントをまとめると、
- 白っぽい光の街灯を選ぶ
- 場所は、大きな橋や雑木林の近く
- 時間帯は、20時〜24時がオススメ
- 気象条件は、晴れ又は曇りで、気温が25℃以上と蒸し暑い夜
これらの条件に近い場所なら、カブトムシ・クワガタムシの発見率が、グッと高くなるはずです。
また、明るいうちに「ポイントの下見」をするのも効果的です。
夜の昆虫採集では周囲の状況に気を配り、安全で楽しい思い出を作りましょう。
ちなみに、昆虫の飼育方法についてはこちらの記事をご覧ください「カブト・クワガタ|親子で楽しむ!夏の昆虫飼育ガイド決定版|カナブン・カミキリ」
最後までお読みいただき、ありがとうございます。