見つけに行こう!宝石のような昆虫5選!捕獲難易度ランキング!

2022年11月7日ランキング

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こんにちは!生き物大好きゆるとと申します!

昆虫採集に出かけると、まれにメタリックな輝きを持つ昆虫を見かけることはありませんか?

美しい虫や珍しい虫というと海外のイメージがあるかもしれませんが、日本の身近なところにも案外美しい虫が住んでいます。

今回はそんな宝石のような輝きを放つ昆虫を、捕まえる難易度順に5種類紹介します。

難易度☆ アオオサムシ

体長・・・3センチ前後、翅は退化して飛べない

生息地・・・中部地方以北

出現時期・・・4~10月 成虫で越冬するため冬でも見つけられないことはない

活動する時間・・・主に夜行性ですが、暗い林道などでは昼でも見かけることがあります。

アオオサムシは見る角度によりグリーンレッドブルーと複雑な光沢を放ちます。また大きな牙を持っており重厚感のある鎧のようなボディが特徴で愛好家が多くいます。

アオオサムシは見た目通りの肉食で、昆虫やミミズ・ナメクジ・動物の死肉などを食べます。

捕まえ方はトラップを仕掛けるのが有効です。

1.大きめのペットボトルの胴体の上のほうを切り取ります。

2.釣具屋などで売っている「さなぎ粉」または、ミミズや魚の食べ残しなどをペットボトルに入れます。

3.明るいうちに公園などの林の中にペットボトルを埋め、歩いているアオオサムシが落っこちるようにセッティングします。

4.一晩たったら見に行ってみましょう!

注意点

トラップにはオサムシ・ゴミムシ・シデムシなど、地面を歩く虫が落っこちていると思います。これらの虫の一部には大きな牙や、おしりから酸を飛ばす種類がいます。

捕まえるときは、ゴム手袋・眼鏡をかけて出かけ、もしも皮膚についた場合はすぐに水で洗い流し抗ヒスタミン成分の入った虫刺され薬を塗り様子を見ましょう。目に入った場合や痛みがある場合は病院で診察を受けてください。

難易度☆☆ アカスジキンカメムシ

体長・・・2センチ前後 あまり臭くない

生息地・・・本州・四国・九州

出現時期・・・6月〜8月

活動する時間・・・日が出ている間

アカスジキンカメムシはグリーンに輝くボディに赤いラインが美しい昆虫です。

餌はミズキ系の葉や果実を好むようで、ハナミズキやヤマボウシの木を探すとよいでしょう。

見つけ方は、葉っぱの表裏や果実を観察して探すことです。

注意点?

アカスジキンカメムシは死んでしまうと美しい光沢が失われ、黒っぽいくすんだ色になってしまいます。優しく捕まえてあげましょう。

アカスジキンカメムシは子供から大人に成長する過程で見た目が変化します。

生まれたての時は、赤と緑の入り混じったメタリックカラーで翅はありません。成長すると白と黒の模様に変化し、大人になると写真のような姿になります。

ハナミズキの果実に白黒の小さな虫がついていたら、アカスジキンカメムシの子供かもしれません。

難易度☆☆☆ チョウトンボ

体長・・・翅を除いた体長は2センチ前後 

生息地・・・本州、四国、九州 

出現時期・・・6月〜9月 

活動する時間・・・日が出ている間

世界一美しいトンボともいわれるのがチョウトンボで、名前の通りチョウのようなひらひらとした飛び方をするのが特徴です。

水草や水生生物などの豊かな川や沼に住んでいますが、そういった環境が失われつつあるため普通のトンボとくれべ発見するのは難しいでしょう。

注意点

関東など一部の地域では、絶滅危惧種に認定されている場所もあるので捕獲はしないほうが良いでしょう。

難易度☆☆☆☆ ハンミョウ

体長・・・2センチ前後

生息地・・・本州・四国・九州

出現時期・・・4月〜10月

活動する時間・・・日が出ている間

ハンミョウは目の覚めるようなブルーの紋が入り、白いワンポイントをまとったおしゃれで美しい昆虫です。

ハンミョウはほかの昆虫を捕食する肉食性で、昆虫界でも屈指のハンターです。獲物を見つけると俊敏な脚力で一気に間合いを詰めて、自慢の大あごで捕まえ、かみ砕きながら捕食します。そのスピードは時速80kmとも言われており、英名は「虎」を意味する「タイガービートル」と呼ばれています。

また、人が近づくと少し飛んで離れ、また近づくと少し飛んで離れ、と少しずつ前に進んでいくので「ミチオシエ・道教え」の別名で呼ばれることもあります。

ハンミョウが好む場所は、日当たりのよい砂地や林道・川原などです。

捕まえ方は、とんで逃げるぎりぎりの距離で、素早く虫網をかぶせることです。

ハンミョウの特徴は足の速さと、飛ぶ速さです。本気を出せば、ハチやハエと同じくらいのスピードで飛ぶこともできます。捕まえるのはなかなか難しいです。

注意点

悲しいことにハンミョウも近年数が激減しています。一部地域では希少な存在ですので観察したら逃がしてあげましょう。

難易度MAX ヤマトタマムシ

体長・・・4センチ前後

生息地・・・本州・四国・九州

出現時期・・・6月〜8月

活動する時間・・・暑い晴天の日の11時~15時頃

宝石のような昆虫!といえばタマムシを思い浮かべる方も多いのではないでしょうか。メタリックグリーンのボディに赤いラインが入り、見る角度によってさまざまな色を見せることから、玉虫色の語源にもなっています。

日本一美しい虫と呼ばれ、古くは飛鳥時代の装飾品に使われていたこともあるそうです。

タマムシといえば、最大種であるヤマトタマムシを指すことが多いですが、この昆虫は飛ぶスピードも遅く生息数も割と多い希少性はあまりない虫です。

しかし、生きているタマムシを見たことがある方は少ないのではないでしょうか?

この虫を捕まえるにはいくつか条件があります。

1.できるだけ晴天の暑い晴れた日

2.エノキやケヤキの木を探す

3.木の上のほうを飛翔しているところを網で捕まえる。

そうです、木の上を飛んでいるんです!これでは普通に探していたら見つけられません。

飛ぶスピードは人が走るより遅い程度なので虫網で充分捕まえられますが、問題は高さです。木の高さと同じくらいの長さの網が必要になります。

実際に捕まえている方は、5m以上の長さの虫網を自作して採取しているようです。

裏技

タマムシはエノキやケヤキの朽木に産卵します。そして自分が成長した朽木に再び産卵する習性があるので、タマムシが飛び回っている場所の近くに穴だらけの朽木があれば、静かに近づいて産卵している雌がいないか探す方法があります。

注意点として、タマムシの派手な色は森の中ではなぜか保護色となり、非常に見つけづらくなります。知らずに近づくとすっと飛んでいき驚くことがあるかもしれません。

まとめ

ここまで読んでくださりありがとうございます。

今回は紹介できませんでしたが、北海道にはオサムシの中でも非常に美しい固有種のオオルリオサムシ沖縄には手のひらほどの大きさで鈍い輝きを放つヤンバルテナガコガネなど非常に美しい昆虫がまだまだ生息しています。

この記事を読んで無事捕まえられた方は、キャッチ&リリースで来年も美しい昆虫たちに出会えるように心がけていただけると幸いです。

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Posted by ゆると