夏休みは子供と一緒にザリガニ釣りを楽しもう!飼育方法も詳しく解説!
こんにちは!生き物大好きアラフォーのゆるとと申します!
夏休みが始まるこれからの時期に、やってみると意外と楽しくはまってしまう(?)ザリガニ釣りはいかかですか?
仕掛けを作るのも簡単で大人も子供も楽しめますよ!
ザリガニってどんな生き物?
・雑食性で基本的に何でも食べる
・寿命 自然界では7年前後、飼育下では3~5年といわれる
・繁殖期は春と秋で、卵はメスがおなかに抱えてふ化させる
ザリガニが釣れる時期と場所
ザリガニ釣りのシーズンは春から夏にかけて
ザリガニは変温動物なので暖かい時期に活発に動き回ります。夏はザリガニ釣りには最高の季節です。
・ザリガニ釣れる場所
田んぼの用水路から公園の池などの石の間や落ち葉の下などにいます。
探すポイントとして、鳥や動物が食べたような死骸を見たことがある水辺。または水草の生えていない沼や池です。
ザリガニは田んぼのイネや川、池などに生えている水草をちょん切ってしまう習性があります。その為ザリガニが住んでいる場所には、写真のような水草が生えない池や沼になります。このような場所はいる可能性が高いです。
↓ザリガニがいない池や沼
用意する道具
・わりばし
・タコ糸
・スルメ
ザリガニといえばスルメですが、これには理由があります。
・水中で強い匂いを出す
・硬くてちぎれにくい
ザリガニは目が悪いので、触覚で匂いを感じて餌を探します。その為匂いの強い餌は食いつきがいいです。
またザリガニは大きなはさみで餌をつかむので、柔らかいものだと千切れてしまうことがあるため、硬い餌のほうが釣りやすいです。
ザリガニ釣りのコツ
1.ザリガニがいそうなポイントに餌を落として待つ
2.ザリガニが餌をつかんだら軽く引っ張り、ガッチリ餌を挟むようにチョンチョンと動かす
3.強く挟んだら素早く陸に上げる
ザリガニが餌を挟んでも、隠れ家や穴の中に引っ込まれてしまうと釣り上げられません。
釣り上げやすいところに誘導して、強く挟んだら素早く引っこ抜けばつれやすいと思います。
ザリガニ釣りと飼育の注意点
ザリガニがたくさんつれたら、何匹か持って帰りたくなることもあるでしょう。
ですが、ザリガニを飼育する前に注意点があります。
アメリカザリガニはもともと日本にいなかった外来種です。自然で捕まえた個体を飼育することに問題はありませんが、「入れない・捨てない・広げない」という「外来種被害予防三原則」が求められています。
ザリガニ釣りに関しては、キャッチ&リリース。飼育する場合は、逃がさない・逃げられないようにしましょう!という事です。
詳しくはこちらの、「環境省のホームページ」をご覧ください。
飼育に必要な物
・蓋つき水槽
・隠れ家
・市販の餌
これだけでも十分飼育できます。本格的に飼いたい方は、下に書いている道具もあるとよいでしょう。
・底砂
・フィルター・エアーポンプ
・カルキ抜き剤
・水草
水草はアナカリス(オオカナダモ)がおすすめです。理由は水質に対して非常に丈夫な水草で、ザリガニに千切られてしまっても浮いたまま成長する浮草の性質も持っているためです。
飼育サンプルとして我が家のザリガニを紹介します。飼育ケースはW.300 D.200 H205mmのカブトムシ用のケースです。
ザリガニの飼育方法
最初にセッティングから
1.初めに底砂を軽く水洗いし、容器に敷き詰める
2.水道水にカルキ抜き剤を加え、よく混ぜてから飼育ケースに入れる※8分目くらい
3.写真のような配置で隠れ家を置き、反対側にエアーポンプを配置
4.水草を配置しザリガニを入れたら完成!
飼育方法
・おおよそ1週間に1度の水替え
・市販の餌であれば、1日1粒~3粒
えさの量は、ザリガニが一度に食べきれる数を上げてください。
以上です。
ザリガニは日本の気候に適応しているため、冬を除けば温度管理も必要ありません。水質変化にも強く多少水が汚れても元気なことが多いです。
またザリガニはなぜか水面近くで休むのが大好きです。水面近くに上がれる場所があればなおよいと思います。
ちなみに、本当によく水面下に上がってくるので脱走防止のため蓋はきちんと閉めましょう。
上手に飼うポイント
えさの量
ザリガニの水槽が汚れる最大の原因は、食べ残しの餌が腐敗することです。
ザリガニは1週間以上何も食べなくても平気な生き物です。毎日餌をあげる場合は食べきれる量で充分でしょう。
1つの水槽に1匹で飼う
ザリガニは共食いする生き物です。特に大きい個体は小さい個体を食べてしまうことがあります。
多頭飼いする場合は大きめの水槽に、隠れ家を多く設置して、水の汚れ具合に注意してください。
水量・水替えの頻度
飼育ケース内の水量が多いほうが水の腐敗が遅くなり水替え頻度が少なくて済みます。
我が家では2週間に1回水を全入れ替えしています。水の汚れ具合にもよりますが、1匹であれば1週間に1回程度交換していればよいのではないかと思います。
脱皮について
ザリガニの死因の多くが水質悪化と脱皮の失敗です。
ザリガニは脱皮の時期が近くなると餌を食べなくなります。また動きも鈍くなるため病気ではと思うこともあるでしょう。
脱皮の場合は背中の殻の色が少し白っぽくなり尻尾と胴体の間に少し隙間が空きます。そうしたら、そのまま静かにしておきましょう。いつの間にか脱皮して、殻が水槽に残っています。
ここで重要なのは脱皮直後から数日は
・餌をあげない
・ザリガニを触らない
・水替えをしない
・抜け殻はそのまま
とにかく脱皮の前後は水槽にはノータッチでいましょう。
ザリガニは脱皮したては殻が柔らかく水風船のようにふにゃふにゃです。これは時間がたてば硬くなるのでそのままにしましょう。
また脱皮した殻を自分で食べる習性があり、食べることで新しい殻の栄養にします。
冬眠について
一般的には冬眠させないで飼育するようですが、1日のうちに±10度以上温度が急変する環境はザリガニが対応できず死んでしまう可能性が高いです。
この場合はヒーターを入れるか、温度が安定している場所に置くほうが良いでしょう。
冬眠させる目安としては、気温が常時5度以下になる法な場所です。
私の場合ですが、水が凍らない場所に設置しザリガニの活動が鈍くなって来たら冬眠前の最後の水替えと餌を1・2粒いれてそのまま春に目覚めるまで放置しています。
それでも写真のザリガニは3年生き延びていますのでこれで大丈夫かと思います。
まとめ
ザリガニ釣りから飼育までの疑問にこの記事が役に立てたなら嬉しいです。
生き物を飼育する際は、最後まで責任をもって飼育しましょう!
ザリガニ釣りが楽しい思い出になれば幸いです。