エサ用ゴキブ・・・昆虫!デュビアの飼育方法と注意点!
こんにちは!生き物大好きゆるとと申します!
この記事では、
・丈夫で手間がかからないエサ用昆虫を知りたい
・コオロギはうるさいから静かなエサ用昆虫が良い
・デュビアについて詳しく知りたい
・ゴキブリが大好き!
という方向けの内容になっています。それでは行ってみましょう!
デュビアの特徴
体長・・・最大で6cm前後、エサ用昆虫の中では大きくなる種類
必要温度・・・28℃前後
丈夫で手間がかからず、増えやすい、動きが遅い、と飼育しやすい
成長スピードが遅く、成虫になるまで半年かかる
栄養価、鳴かない、飛ばない、臭わない、など最高のエサ用昆虫と言われる
欠点として生理的にゴキブリが嫌いな人は飼育できない。
飼育に必要な物
飼育ケース
30cmの飼育ケースに200匹ほどが目安。過密飼育を好むので、広すぎないほうが良いでしょう。
隠れ家
暗くて狭い場所を好みます。トイレットペーパーの芯や、卵の紙パック、園芸用の鉢底ネットなどをまるめて使います。
エサ
雑食性ですが、植物性のエサを好む傾向があります。野菜や果物、鳥のエサなど植物性のエサを中心に与えましょう。ラビットフードをふやかして与える人が多いようです。皿に乗せて与えるのが良いでしょう。
水飲み場
ティッシュを湿らせて与えたりしますが、エサの水分で充分足りていれば不要です。
パネルヒーター
成長、繁殖のためには28℃前後の温度が必要です。飼育ケースの半分~三分の一程度の広さのパネルヒーターが必要です。
飼育方法と日々の管理
ヒーター・・・飼育ケースの半分~三分の一程度の面積を温めます。温度差を付けることでデュビアが自分で体温調節します。
エサやり・・・エサ皿に乗せて1日一回、1日で食べきれる量。水分を含んだエサを与えていれば、水飲み場は必要ありません。ツルツルしたエサ皿や高さのあるものは登れないため、皿は登りやすい素材か足場を付けてあげましょう。
掃除・・・前日残したエサはすべて取り除き、2週間に1回程度掃除しましょう
掃除方法・・・
1.一時的にデュビアを入れる容器を用意
2.デュビアごと園芸用のふるいに入れ、フンと死体とデュビアを分ける
3.飼育ケースを水洗いし、乾燥させる
4.新しい隠れ家を設置し、デュビアを投入。おわり!
繁殖について
必要な物・・・28℃前後の温度。いつもの飼育環境。
メスは体内で卵をふ化させて幼虫を産むため、卵の管理がいりません。
6cm前後の黒光りする成虫のオス、メスがいれば自然と増えていきます。
オスはよく見るゴキブリの様に翅が生えます。メスは翅が伸びず幼虫がそのまま大きくなったような体つきです。
よくあるトラブルと解決法
大量死
原因としては、野菜を与えた際に農薬が残っていた、デュビアがいる部屋で殺虫剤を使った、飼育ケースが結露してフンからアンモニアが発生した。などが考えられます。
野菜を良く洗ったり、定期的に掃除をする、殺虫剤を使わないなどが対策となります。
脱皮不全
成長して脱皮する際に、うまくいかず死んでしますことがあります。水不足で起こることが多いので、エサの水分量を増やしたり、水飲み場を作ってあげましょう。
薄っぺらくなり、元気がない
横幅が広くなり、薄っぺらくなり、元気がなくなることがあります。これは、栄養不足・水分不足・近親交配による障害で、繁殖力や生命力がよわく短命になる症状です。
対策としては、繁殖しないうちに優先してエサにしましょう。
繁殖しない
デュビアはもともと南米に生息する昆虫なので、23℃以下の低い温度では元気がなくなります。28℃前後に調節すると成長、繁殖しやすくなります。
臭いが出た
動物性タンパク質が多いエサを与えていると、フンのにおいが強くなります。また、フンが湿ったり濡れていると匂いが出やすくなります。定期的な掃除と、植物性のエサを中心に与えると改善できます。
見た目がゴキブリで怖い
飼い始めるとなれてきて、意外とかわいいという意見が多いです。しかし、やはり生理的に苦手だという方もいると思います。
その場合は、デュビア以外のエサを飼育するという選択肢もあります。
こちらの記事も参考になれば幸いです。
カルシウム満点!エサにおすすめワラジムシの飼育方法と注意点!
昆虫を主食にする際の注意点
デュビアはエサとして非常に良質ですが、デュビアのみを与えていると栄養が偏ってしまい、体調を崩してしまうことがあります。
そこで、デュビアを与える際にカルシウムパウダーなどサプリメントを振りかけて食べさせるのが一般的になっています。このやり方なら一種類のエサのみ与えていても長期飼育が可能です。
詳しくはこちらの記事で紹介しています。
「ダスティングってなに?」爬虫類・両生類飼育に必須のサプリ事情を徹底解説「ガットローディングとは?」
まとめ
・デュビアは丈夫で育てやすく管理が簡単
・栄養価も高く、エサとして評価が高い
・成長、繁殖のスピードが遅い
・見た目がゴキブリなため無理な人は他のエサを飼育しよう
この記事が少しでも参考になれば幸いです。デュビアは外来種の昆虫なので、自然界に逃がしたり、捨てるのは禁止されています。気を付けてください。最後まで読んでくださりありがとうございます。
興味のある方はこちらの記事もどうぞ