2024年最新版|カブト・クワガタ街灯採集4つのポイント「完全解説」

2024年7月31日カブトムシ・クワガタムシ,虫・昆虫

ゆると

はじめまして。館長のゆるとです!

この記事は、昆虫が光に集まる習性を利用した「街灯採集」のポイント4つについて解説します。具体的には、「街灯の種類・時期・時間帯・天候」です。

  • 大きいカブトムシを捕まえたい
  • でも、家族で森に入るのは大変
  • 森やキャンプ場は家から遠い
  • 安全で手軽な方法はないものか

夏の雑木林には、カッコいい昆虫や美しい昆虫が集まります。しかし、家族で雑木林に入るには準備が大変です。

街灯採集のメリットは「手軽で効率的」な点です。

例えば、「街中で探せる」「普段着でOK」「毒虫や動物に襲われる心配がほとんどない」などなど。

「手軽でスマートな昆虫採取を楽しみたい」というあなたは、ぜひ最後までお読みください。

ゆると

それでは本文へレッツゴー!

虫が集まる街灯の条件

昆虫採集に適した街灯の条件は、2つです。

  • 街灯の種類…「青白い光」を出す街灯(水銀灯など)
  • 立地条件…「大きな橋の近く」「周囲に森がある開けた場所」など

昆虫は、「青色や白色の光」に集まります。条件の良い場所でも、「オレンジ色」の街灯には集まらないため注意しましょう。

立地条件について、カブトムシ・クワガタムシが「成虫になる場所」に近いほど、飛来しやすい傾向があります。具体的には、「河川敷の林」「雑木林」などです。

ゆると

高い木々や建物など、街灯の周りに「障害物」が少ないほど、昆虫が飛来しやすいです。

穴場スポット

街灯以外でも、昆虫が集まりやすいスポットがあります。

  • コンビニ
  • 自動販売機
  • 公園

コンビニや自動販売機は、山中や峠道など「山や森のすぐ近く」にあるスポットを探しましょう。

公園については、「川沿いにある」「ドングリの木が多い」場所に集まりやすいです。

ゆると

羽虫やカエルが、数多く集まる「スポット」が狙い目です。

時期が重要

昆虫ごとに、活動が活発になる「最盛期」が違います。

目安としては、その地域の「梅雨明け直後」が狙い目です。

  • コクワガタ…6月中旬〜7月中旬
  • ノコギリクワガタ…6月下旬〜7月中旬
  • ミヤマクワガタ…7月上旬〜7月中旬
  • カブトムシ…7月中旬〜8月上旬

また私の体感として、東北などの「寒冷地」では、1週間〜2週間ほど「最盛期が遅れる」傾向があるようです。

ゆると

湿度が高く、雨が多い時期は「樹液」が出やすくなるため、昆虫たちの活動が活発化します。

見つけやすい時間帯

昆虫が活発に飛び回るのは夜ですが、早朝も狙い目の時間があります。

  • 夜間…20時〜24時ころ
  • 早朝…日の出前〜日の出まで(おおよそ3時〜4時

特に、22時前後は昆虫採集のゴールデンタイムです。

「日の出」の時間は、お住まいの地域名、例えば東京でしたら「東京 日の出 時間」で検索すると正確な時間が分かります。

注意点として、「日の出」は「太陽が出る時間」なので、早朝採集には「日の出より1時間ほど早く」出発しましょう。

気象条件

採取に向いている気象条件として、「晴れ又は曇り」で「気温が25度以上」ある蒸し暑い日が良いでしょう。

気温が20度以下のような、比較的涼しい夜は昆虫も消極的です。また、風が強い日も避けたほうがいいでしょう。

「月の満ち欠け」も重要なポイントです。

満月など「月が明るい」夜より、新月前後など「薄暗い夜」のほうが、街灯に集まりやすい傾向があります。

ゆると

日中に雨が降り、夕方から晴れて蒸し暑くなる夜は、特にオススメです。

必須アイテム

最低限そろえたい道具を解説します。

飼育ケース(虫かご)

オススメは、「プラケースタイプの虫かご」です。ダイソーなどが販売する、「23㎝×15㎝」の飼育ケースで十分でしょう。

ライト

「ライト」は昆虫の発見率に大きく影響します。

街灯の周りは意外に暗く、弱いライトでは、体が黒っぽいカブトムシ・クワガタムシを見逃してしまう時があります。

また「大物」は、街灯から離れた場所で発見することが多かったり、足元が暗いとケガをしたりする危険があるので、「ライト」は必ず携帯しましょう。

ゆると

高性能なライトが1つあると、快適さが段違いです。

虫取りあみ

昼夜問わず、昆虫採集の必需品。100円ショップの虫あみで十分です。

カブトムシ・クワガタムシは、見つかるとすぐに飛んで逃げる個体がいます。また壁や柱など、手が届かない場所に張り付いていることも多いため、最低でも1つは用意しましょう。

その他

その他は、「あったほうがよいもの」です。

  • 虫よけ対策…ヤブ蚊対策として、スプレーやクリームを塗ってくと良いでしょう。
  • 反射バンド…交通事故を防ぐために、反射バンドなどを身に付けましょう。
  • 軍手…クワガタムシ、カミキリムシの噛み付き防止と、毒虫対策です。
  • シューズ…足元が不安定なため、サンダルよりシューズがオススメです。

注意点

楽しい昆虫採集にするための、注意事項をまとめました。

交通事故

夜道では、反射バンドなどを身に着けて交通事故を防止しましょう。夜は車がハイスピードで走りやすく、歩行者にも気づきにくいので注意しましょう。

毒蛾(どくが)に注意

毒蛾(どくが)に触れるなどすると、強い痛みや痒みを感じ、皮膚が赤くはれるなどの症状が出ます。毒針は主に、蛾のモフモフしている毛の部分に生えており、とても抜けやすいため注意が必要です。

ゆると

安全のために、「蛾を素手で触らない」ようにしましょう。

地域住民への配慮

大声で騒いだり、民家の敷地内に車を停めたりするなどの行為は慎みましょう。夜間ですので、地域住民の方への配慮を忘れないようにしましょう。

取り過ぎ注意

何か所か回るうちに、10匹以上採集できる時もあります。大量に採集できた時は、必要な分だけ持ち帰るようにしましょう。

来年の夏も、またカブトムシ・クワガタムシがたくさん採集できるように、節度ある採集を心がけたいですね。

まとめ

これまでのポイントをまとめると、

  • 白っぽい光の街灯を選ぶ
  • 場所は、大きな橋や雑木林の近く
  • 時間帯は、20時〜24時がオススメ
  • 気象条件は、晴れ又は曇りで、気温が25℃以上と蒸し暑い夜

これらの条件に近い場所なら、カブトムシ・クワガタムシの発見率が、グッと高くなるはずです。

また、明るいうちに「ポイントの下見」をするのも効果的です。

夜の昆虫採集では周囲の状況に気を配り、安全で楽しい思い出を作りましょう。

ちなみに、昆虫の飼育方法についてはこちらの記事をご覧ください「カブト・クワガタ|親子で楽しむ!夏の昆虫飼育ガイド決定版|カナブン・カミキリ」

ゆると

最後までお読みいただき、ありがとうございます。